重賞黙示録
ジャパンカップ考察
公開日:2023年11月24日
『好タイムで走った後の反動』
『二走ボケ』
これら2つの現象は
解明されていない永遠のテーマです。
競馬記者に聞いても
『追い切りではわからない』そうです。
極端に硬さが出た時などは別ですが
普通に調教で動いて
普通の精神状態でも
次走、1番人気であっさり負けるシーンを何度も見てきました。
GI級の馬にも
未勝利レベルの馬にも
これら2つの現象は頻繁に起きますよね。
過去のGI競走にて
『好タイムで走った後の反動』
が理由で
"1番人気"があっさり負けてしまった
有名な3つのレース振り返ってみます。
1889年 オグリキャップ
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ジャパンカップでホーリックスと
壮絶な叩き合いを演じてクビ差2着。
優勝タイムの2分22秒2は
当時の日本レコード、且つ世界レコード。
このタイムは2002年に
東京競馬場が改装に着手するまで
12年以上、コースレコードとして君臨し続けました。
次走の有馬記念では
当然、断然1番人気(1.8倍)に推されます。
しかし結果は…5着…
敗因は『好タイムで走った後の反動か』といわれました。
2003年 シンボリクリスエス
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天皇賞(秋)は改装なった東京競馬場で行われました。
もちろん1分58秒0のレコードタイムで優勝。
次走のジャパンカップでは
当然、断然1番人気(1.9倍)に推されます。
しかし結果は1.6秒も離された3着…
敗因は『好タイムで走った後の反動か』といわれました。
2017年 キタサンブラック
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天皇賞(春)は3分12秒5でレコードV。
次走の宝塚記念では
当然、断然1番人気(1.4倍)に推されます。
しかし結果は1.3秒も離された9着…
敗因は『好タイムで走った後の反動か』といわれました。
超一流の名馬たちでさえ
レコードで走った後は
パフォーマンスを落としているのです。
イクイノックスは
1分55秒2という
スーパーレコードからの中3週。
『反動』が出るのか?出ないのか?
それは神様にしかわかりません。
でも母シャトーブランシュは
叩いて叩いて使って使って
調子を上げてくる牝馬でした。
母シャトーブランシュの"渋太さ"に賭けてみたいのです。
運良く、
マイルチャンピオンシップで
ひと儲けできたので、
気持ち的に余裕があります。
今回は"1番人気"を信じてみようと思います。
飛んだ場合を考えて
押さえ馬券(スケベ馬券)を買うのはやめます。
trust Equinox
believe Equinox
※ Equinox(イクイノックス)とは
「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」という意味。
それでは発表します。