【コラム継承・クリスタルブラック】8歳までもうひと花咲かすと戦い続けた人馬 競馬記者としての第一歩となった20年京成杯

鮮烈に脳裏に刻まれている。競馬記者となって初めて新年を迎えた20年。1月11〜13日と3日間競馬が開催された翌日の14日は、通常であれば美浦トレセンは全休日となる。しかし、陣営が申請を提出すれば調教コースを使用することが可能。馬場入りしたうちの一頭が、当週の日曜・中山メインで重賞制覇を果たすクリスタルブラック(牡8歳、美浦・高橋文雅厩舎、父キズナ)だった。
坂路を映すモニター前には管理する高橋文調教...